立てる人だから|(転倒・転落/15分)
■利用者プロフィール
89歳 女性 要介護度:3 施設入所中
ADL:居室内は歩行器を使用して移動、見守り程度。立ち上がりは手すりがあれば可能。排泄はトイレで自分で行える。
認知機能:軽度の認知症あり。基本的な会話は可能だが、自分の身体能力を過信する傾向がある。
福祉用具:歩行器 居室内手すり設置
性格:自立心が強く、「大丈夫、大丈夫。自分でできるから」が口癖。
既往歴:変形性膝関節症
環境:居室は個室。ベッドからトイレまでの距離は約4m。職員Bは2週間前に常勤で入職し、日勤帯は独り立ちしている。介護歴は1年程。
直近の変化:1か月前に立ち上がり時にふらつきがみられるようになったため「立ち上がり時は側での見守りを行うこと」と申し送りノートに記入されている。
■状況
夕方の時間帯。
職員Bは居室前を通りかかった際に、Aさんがベッドから立ち上がろうとしている様子に気がついた。
「トイレですか?」と声を掛けると、Aさんは「うん、自分で行けるから大丈夫」と答え、
ベッド横に置いてあった歩行器を使い立ち上がった。
職員Bは数秒その様子を見て、安定しているように見えたため、
「何かあったら呼んでくださいね」と声をかけて、その場を離れた。
5分後、「ドン」という音が聞こえ駆けつけると、居室内の床に座り込んでいるAさんを発見した。
歩行器は少し離れた場所に倒れており、
Aさんはベッドと歩行器の間で尻もちをつくような姿勢になっていた。
Aさんは「トイレはまだ行っていない」と話している。
✍原因を考えてみましょう
✍どのような対策が考えられるか
進行役メモ ※声かけの例
- 職員Bがその場を離れた後、Aさんはどんな行動をしていたと考えられますか?
- 申し送りノートの内容は、職員Bに伝わっていたと思いますか?



